なぜボジョレーヌーボーが日本ではもてはやされるのか?
また今年もボジョレーヌーボーワインの季節がやって来た。
毎年11月の第三木曜日が解禁日。
世界で一番はやくボジョレーヌーボーを飲める国として
日本ではお祭り騒ぎになる。
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2014 750ml
- 出版社/メーカー: サントリー
- メディア: 食品&飲料
考えてみれば、ニュージーランドやオーストラリアの方が
時差的には先に飲めるのでは?
しかし、私の住むオーストラリアでボジョレーヌーボーの話を聞いたことはなく
前に住んでいたニュージーランドでも誰も話をしていなかった。
いつも「この時期に見る日本のニュースではバカ騒ぎしているというのに
いったいなぜなのか」と思っていたら、こんな記事を見つけた。
●取り柄のない新酒を世界的ブランドに押し上げる
そもそも、ボジョレー・ヌーボーは、かつてはリヨンの居酒屋やビストロでがぶ飲み用として売られており、100年以上前、11月の時期になると酒飲みたちがこのワインを求めてフランスの各地からやってきた。そんな客をあてこんで、まだワインとはいえない未完成品を出荷する悪質業者が横行したため、政府は粗悪品を出荷しないようにと、解禁日を法律で設定した。幾度かの変更を経て現在では11月の第3木曜日となった。
「ヌーボー」とは「新酒」という意味だ。通常、良いワインは熟成のために最低でも1~2年ほど寝かせてから蔵出しする。ところが、ボジョレー・ヌーボーは収穫して3カ月後には世界中の店頭に並び、その年に売り切る。もっと寝かせれば美味しくなるのでは、と思われるかもしれないが、ボジョレーヌーボーの場合、味のピークは年が明ければ過ぎ去ってしまう。…この早く飲める以外になんの取り柄もないこの新酒を世界的ブランドに仕立て上げることに成功した…。(BusinessJournal11月19日)
世界的かどうかはともかく、要は早く飲めることだけが自慢のワインをありがたがって
飲んでいるのは日本人だけだ、ということか。
納得
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